2019年10月から始まった、うみまち仕掛人シリーズ。
蘇我・千葉みなとの今にクローズアップして、うみまちを盛り上げる活動に取り組んでいる“仕掛人”を取材しています。
●ティップネス蘇我店の支配人、三島昌彦さん
第8回でご紹介するのは、株式会社ティップネス蘇我店の支配人を務める三島昌彦さんです。
▲三島さんのお写真
前回取材した、株式会社マムズカンパニーで代表取締役を務める高橋ますみさんにご紹介をいただきました。
↓高橋さんの取材記事はこちら↓
ティップネス蘇我店は、プール、スタジオ、24時間営業のジム、お子様の各種スクールなどがある総合型フィットネスクラブ・スポーツジムです。
今回は三島さんに、蘇我との出会いの経緯や、支配人としてのお仕事内容、ティップネス蘇我店と地域との関わりなどについてお聞きしました!
▲取材の様子
●店舗の立ち上げから現在まで
― 三島さんが蘇我エリアと出会った経緯について教えてください。
「2006年に、蘇我臨海部の開発にあわせて店舗の誘致を行っていることを聞きつけ、フィットネスクラブをぜひ誘致してもらえないかと営業に行ったのがはじまりでした。当時、千葉市内での新たな出店候補地を探しており、2005年に蘇我のまちびらきが行われ話題性があったことや、将来的な商業地としての発展性を見越し、出店することを決めました。その後蘇我を離れ、他の地域で支配人や24時間ジムの事業部長などを務め、2020年4月に蘇我店の支配人に着任しました。」
— ティップネス蘇我店の立ち上げに携わったのが三島さんだったのですね!出店当時と現在で蘇我エリアに対する印象は変わりましたか?
「出店当時は臨海部の工業地帯という印象が強かったです。それから、商業施設などの誘致や整備が進み、現在では生活の拠点として多くの方々に利用されるエリアになったと感じています。臨海部が魅力的な点は千葉のいいところですね。」
— 2020年の4月に支配人に着任されたとのことですが、現在のお仕事内容について教えてください。
「お客様の安心・安全を守りながら施設を運営していくことが主な仕事です。スタッフの育成や、お客様により良いサービスを届けるため、お預かりした会費をどう有効的に使うかを考えています。また、現在はコロナ禍で思うように取り組めていない店内イベントやお客様の継続をフォローする接客が仕事としてあります。」
店舗の立ち上げから大きく関わり、現在では施設をより心地よく利用してもらうため、様々なお仕事に取り組んでいることが分かりました。
●フィットネスクラブを蘇我の、そして生活の一部へ
— ティップネス蘇我店と地域との関わりについてお聞かせください。
「コロナ禍前までは、地域のイベントなどで会員様が発表する場を設けていただいていました。例えば、チアダンスを習っているこどもたちが、プロサッカーチーム「ジェフユナイテッド市原」さんやプロバレーボールチーム「千葉ZELVA」さんの試合前、また「アリオ蘇我」のイベントスペースなどで発表できるように調整いただいたり、大人の方々に関しては、駅伝大会出場に向けたサポートなどを行っていました。こうした活動を通して、ティップネスが地域の一部、そしてお客様の生活の一部になれたらと思っています。」
— 店舗内だけではなく、地域に飛び出して様々な活動に取り組めるようサポートしているのですね。
「他にも、蘇我の企業の方々とは、一緒に従業員の方の健康維持活動を後押ししたり地域の清掃活動にも取り組んでいます。業種に関わらず、いろいろな企業と協力して地域を盛り上げていきたいですね。」
— コロナ禍でイベント等が中止になる中で、現在はどのようなことに取り組んでいますか。
「在宅時間が増え、運動不足で悩んでいる方々のためにオンラインフィットネスやパーソナルトレーニングの割引販売なども行っています。また、習いごとにかかる費用を千葉市が支援する「千葉市習いごと応援キャンペーン」の期間中(2020年10月~2021年3月)は、新しく習いごとを始めようと思っている方々に当施設が様々なプログラムを届けられるよう、運営に取り組んでいました。」
フィットネスクラブが地域のそして生活の一部となるよう、日ごろから地域に目を向けお仕事をしている三島さん。
私(執筆者)もまちづくり活動に取り組んでいる身として、地域に出た時に何ができるのか考えておくことはとても大切だと感じました!
●みんなで蘇我を盛り上げたい
— 最後に、ティップネス蘇我店の今後の展望としてどのようなことを考えていますか。
「様々な企業や行政の方々とコラボレーションしていきたいと考えています。その中でそれぞれの強みを活かしながら、フィットネスクラブとしてできることを考えていきたいです。」
▲ティップネス蘇我店の外観写真
今回の取材を通して、独自の強みを活かしつつ、地域を巻き込んで活動を広げていく姿勢はとても大切だと感じることができました。
私も、地域のために自分の強みを活かしていきたいと思った所存です!
三島さん、お忙しい中取材へのご協力ありがとうございました。
取材/小森 廉太(千葉大学4年)
撮影/長谷川 鈴実(千葉大学4年)