【うみまち仕掛人vol.11 Part2】阿保 優子さん

2019年秋に新シリーズが始まったぽかぽかインタビュー。

「うみまち仕掛人」では、蘇我・千葉みなとの“今”にクローズアップし、うみまちを盛り上げる活動に取り組む“仕掛け人”に取材を行っています。

第11回となる今回は、千葉みなとにあるオークラ千葉ホテルの営業部にお勤めになる、阿保優子さんに取材させていただきました。

 

 

Part1では、オークラ千葉ホテル内の案内や阿保さんと千葉みなととの出会いについてご紹介しました。

今回はその続き、Part2です!

(Part1はこちらからご覧ください。→【うみまち仕掛人vol.11 Part1】阿保 優子さん


 

 

取材を進める中で、たくさんエピソードを交えてお話ししてくださるので、千葉みなとで長くお勤めになっている阿保さんにこんな質問もしてみました。

 

―千葉みなとの変化を長い間見られていると思いますが、「これが千葉みなとの変化に大きな影響を与えた!」という出来事はありますか?

 

「マンションが建設された影響が大きいと思います。

官庁街なので千葉みなとは『通勤のための場所』というイメージでしたが、大きなマンションが建設されたことでファミリー層が増えて街に活気が溢れました。」

 

以前仕掛人インタビューで取材した牧野さん(詳しくは【うみまち仕掛人vol.4】牧野 強さんをご覧ください。)が管理組合の自治会長を務められている「ブラウシア」も、千葉みなとにある大きなマンションの一つです。

地域に焦点を当ててインタビューを続けていると、このように思わぬところで地域の変化やあり方を感じることができますね。

▲昨年インタビューを行ったブラウシアの写真。
マンションの敷地内が一つの小さな街のように整備されています。

 

阿保さんと千葉みなとの出会いや、千葉みなとの印象をお聞きしたところで、お仕事のお話も伺いました。

 

―私自身、ホテルは「外部の方が泊まりに来る場所」という印象があり、飲食店や商業施設に比べて地元住民との繋がりが希薄になりがちなのではないかと考えています。

阿保さんは、ホテルと地域との繋がりについて、どのようにお考えですか?

 

「実は、『ホテルだから地域との繋がりが薄い』ということはないんです。

オークラ千葉ホテルには、『地域No.1ホテルを目指す』というスローガンがあります。

ホテルというと『泊まるだけ』『宴会するだけ』という印象があるかもしれませんが、結婚の顔合わせや披露宴、子どもの七五三や法事などのライフイベントの会場として、一生お付き合いをしていける場です。
ふらっとお茶しに来ただけ、ランチをしに来ただけ、という地元の方もたくさんいらっしゃいます。

そこまで大きなホテルではないからこそ、地元の方とのお付き合いを大事にして、長く愛されるホテルでありたいと考えています。」

 

―そんなに気軽にホテルを利用される方もいらっしゃるのですね…!

では、ホテルは観光業にも大きく関わっているため新型コロナウイルスの影響も受けたと思うのですが、地域の方の利用実態含めコロナ禍でどのような変化がありましたか?

 

「観光目的の利用者が減り、客室の稼働数が減っているという側面はあります。
どうしても、披露宴の件数も減ってしまっていますね。

コロナ禍で多くの宴会がなくなってしまったのですが、スタッフの提案でほとんどの宴会場に専用のインターネット回線をひきました。
そのおかげもあり、WEB上での講演会の会場やハイブリット型の会議の場としての利用は増えましたね。

市民を対象としたテレワークプランの補助を利用して、リモートワークの働き場所として昼間に活用されるお客様も増えています。」

 

―なるほど。ホテルの利用のあり方も、時代に合わせて変化しているのですね。
レストランやラウンジの利用状況の影響についてはいかがですか?

 

「最近は、ワクチン接種の完了に伴ってレストランの利用件数が増えていますね。
『ホテルだったら対策もされていて安心』と思ってくださる市民の方が多いようです。」

 

▲ロビーラウンジ「トレビ」の入り口

 

―お客様との接し方や、働き方に変化はありましたか?

 

「お客様とお話しするときは、自然と距離をとるようになりましたね。消毒もこまめにするようになりました。

営業部の仕事としては、宴会の打ち合わせが訪問ではなく電話になるなど、働き方が変わった部分もあります。」

 

これまで仕掛人インタビューやうみまち企業インタビューで、蘇我・千葉みなとで働かれるたくさんの方にお話を伺いましたが、その中で最も「利用する人があってこそ」という施設だと感じていたので、私自身地域との繋がりやコロナ禍の影響についてどのようなお話が伺えるのか楽しみにしていました。

 

やはりコロナウイルスによる影響を受けてはいるものの、それを機に新しいことに着手するなど、悲観しすぎることなく常に先を見ていらっしゃる印象を受けました。

 

 

最後に、千葉みなとの今後について伺いました。

 

―今後、千葉みなとにどのような変化を期待していますか?

 

「多くの世代が行き交う街になってほしいので、もっと活気がある街になったらいいなと思います。

あとは、もっと千葉みなとのことを知ってほしいですね。
千葉駅は分かっても千葉みなとは意外と知られていないのが現状です。海もあって緑もあるような良い場所なので、もっとプロモーションして知られている街になってほしいです。

土地も宿泊施設も駐車場もあるので、千葉みなとを観光拠点にして、ここに滞在しながらいろんなものを楽しんでほしいですね。」

 

▲チャペルガーデンからは千葉ポートタワーが見えました。


千葉を訪れる人にだけ焦点を当てるのではなく、地域との繋がりや地域住民との交流などについてもたくさんお話ししていただき、地域に根ざしたホテルのあり方を感じることができました。

過去の千葉みなとの姿や変化についても詳しくお伺いでき、また一つ私自身の学びも豊かになりました!

 

阿保さん、お忙しい中取材へのご協力ありがとうございました。

 

(取材/椎名司 撮影/増木宏行)

関連記事