【うみまち仕掛人 vol.10 Part2】栗山 敬さん

【うみまち仕掛人 vol.10】 栗山 敬さん

Part2 ~栗山さんインタビュー~

 

2019年から始まった、うみまち仕掛人シリーズ。

 

蘇我・千葉みなとの今にクローズアップして、うみまちを盛り上げる活動に取り組んでいる“仕掛人”を取材しています。

 


●千葉銀行 広報部 部長、栗山 敬さん

 

第10回でご紹介するのは、千葉銀行の広報部長を務める 栗山敬さん です。

 

▲栗山さんのお写真

 


前回取材した、NHK千葉放送局で局長を務めておりました 梶原祐理子さん にご紹介をいただきました。

 

↓梶原さんの取材記事はこちら↓

【うみまち仕掛人vol.9 Part1】梶原祐理子さん

【うみまち仕掛人vol.9 Part2】梶原祐理子さん


 

前編では、栗山さんの仕事場である千葉銀行本店は2020年9月30日に完成した新 本店ビル探訪の様子をお届けしました。

 

後編は、皆さんお待ちかねの栗山さんのインタビューをお届けします!

 

▲インタビューの様子

 

―本店ビルから一望できる千葉みなとの景色は本当にきれいですね。とても開放的な気持ちになります。

栗山さんは千葉みなとにどんな印象をお持ちですか。

「そうですね。私と千葉みなと との出会いは、千葉銀行で働き始めた28年前からなんです。最初は無機質な、生活感があまりない場所だなぁと、思いました。最近は、マンションや商業施設も数多く建ってだいぶにぎやかになりましたけどね(笑)。ただ、世界とつながる海から多くの船を迎え入れる『千葉の玄関口』としてはまだまだ発展途上なのかなと。隣の市役所さんも新築されていますし、NHK千葉放送局さんや京葉銀行さんなども建物を新しくしています。わたくしたち千葉銀行もここ本店ビルの新築を機に、千葉みなとを『千葉の玄関口』として充実させていく一助になるような何かができればなと思っております。」

 

▲千葉銀行本店ビルから見える千葉みなとの景色

 

―千葉みなとを『千葉の玄関口』にしていくために、新本店ビルをどのように活用していきたいなどビジョンはありますか。

「ちばぎん本店ビルには、『地域社会との共生、働き方改革による生産性の向上、BCP※1の強化、環境への配慮』という4つのコンセプトがあるんです。その中で1番核となるのは『地域社会との共生』です。千葉銀行は地域金融機関として、地域と共に歩んでまいりましたし、これからも歩んでいかなければならない存在であります。コロナ禍でイメージ通りにできていない部分もございますが、コロナが収束しましたら、よりこの本店を活用し、地域の方々とよりつながっていけたらと思っております。」

 

 

―千葉みなとが本当の意味で充実していくためには、見た目だけ発展するだけでは意味がないですもんね。そういった意味で、地域社会との共生という視点は本当に大切ですね。「地域社会との共生」の視点でご覧になって、新本店ビルの中で栗山さんが特に気になる設備などはございますか。

「2023年3月のグランドオープンにあわせて整備を予定している、地域の方々にお使いいただけるような憩いのスペースです。現在取り壊し中の旧本店の跡地を整備して、駐車場と憩いのスペースにすることを検討しております。細かいことはまだ決まっておりませんが、緑あふれる庭園に加えて、イベントやマルシェなどが開催できる、地域の方々が触れ合えるような場所にできたらなぁと思っております。」

 

―素敵な空間ができる予定なんですね。とても楽しみです!!

「私が所属している広報部では、対外的にも、行内的にもコミュニケーションを行うことが仕事なんです。対外的なコミュニケーションというのは、マスコミさんとのお付き合いだったり、CMやポスターの制作などですね。行内的なコミュニケーションというのは、行内報やビデオなど行内のコミュニケーションを活性化するようなものです。いずれにせよ、私たちはコミュニケーションを活性化させることが仕事なのですが、コロナの影響で 思うようにできていないのが現状です。『ちばぎんカップ』というサッカーのJリーグのプレシーズンマッチであったり、『ひまわり寄席』、『ひまわりコンサート』など様々なイベントが中止になっています。だからこそ、千葉銀行80周年ということもありますし、2023年3月のグランドオープンの際には、お披露目のイベントを開催したいと考えております。イベントには 地域の方々をご招待して、日頃の感謝をお伝えするとともに、地域の活性化にもつなげていきたいですね。」

 

―とても大きなイベントになりそうですね。今からとてもワクワクします!

―栗山さんのお話をお聞きしていて、千葉銀行さんの取り組みはコンセプトの通り 本当に地域との関わりをとても大切にしていらっしゃるのだなと感じました。

「ありがとうございます。地方銀行って、地域が成長しないと成長できないんです。47都道府県にそれぞれ地方銀行があります。県の産業力や人口と地方銀行の規模や収益性は正比例するわけではないですが、かなり高い相関関係があるんですよ。やはり、地域の力を高めていかないと地域に寄りそっている我々地方銀行も成長できないんです。だからこそ、銀行の持続的な成長のためにも、地域に寄り沿って、地域を活性化させる、成長させる努力を惜しんではいけないなと思っています。それをやること自体が地方銀行の役割であり、使命なのではないかなと思っています。」

―なるほど、地方銀行はお金の貸し借りや取引だけではなく、地域に寄り添い、活性化させていくという役割も担っていたんですね。知らなかったです。

 

―先ほど、コロナ禍でできないことが沢山あり、広報部の活動を思うように出来なかったとお話されていましたが、逆にコロナ禍だったからこそプラスに作用しているなと感じたことはありましたか?

「『DX※3の推進』ですね。コロナウイルスも影響して、お客さまが銀行の店舗にお越しいただける頻度がかなり減っているんです。銀行にお越しになられるお客さまは高齢の方が多いですし、今のご時世なかなか外出もできないですからね。そういった中で、お客さまとの接点というのが限られてきてしまっているんです。銀行のビジネスはお客さまとお会いして、コミュニケーションを取ることからはじまるので、コロナ禍でお客様との接点を維持するためにはどうしたらよいのだろう?となると、やはりデジタルを上手く使っていくということがこれからはどうしても必要になってくるんですよ。」

※3 DX…デジタルトランスフォーメーションのこと。デジタル技術を浸透させることで、人々の生活をよりよいものへと変革させること。

 

―今、学校の授業や会社での会議もオンライン化が進んでいますもんね。お客さまとの関わりもリモート化を進めていこうという動きがあるんですね。

「そうですね~。当行も、コロナ禍で働き方改革がかなり進み、在宅勤務の機会が増えたり、リモート会議や、オンラインでお客さま向けのセミナーを開いたりしています。そんなデジタル化の中で、特に力を入れているのが『アプリ』です。自分で言うのもなんですが、『アプリ』が本当に使いやすくなったんです。残高の確認はもちろん、振込は他行にまでアプリ上で簡単にできますし。もうATMに並ぶ必要ないんですよ(笑)。今、キャッシュレスの時代ですから、お財布を持ち歩かなくても、スマートフォン、PASMO、クレジットカードを持ち歩いていれば、事足りちゃいますしね。そんな時代の流れに合わせて、我々は『銀行でのお取引をすべてデジタルで対応できるようにする』ということが今の目標です。だからといって、お客さまに全てデジタルでやってくださいというわけではなくて、『デジタルでも、ご来店という形でも、どちらでもできます。どちらかお好きなほうをお選びください。』とご提供できるいうのが これからの銀行の形だと思います。このようにデジタル化が進めば、お客さまとより良いコミュニケーションをとることができると思います。」

 

―デジタル化が進めば、窓口にお越しになるお客さまが減って、お客さまとのコミュニケーションも減ってしまうのでは?と私は思うのですが…

「全部アナログでやると手間もかかりますし、人手も必要になってきますよね。でも、デジタル化が進むと、デジタルでできることはデジタルでやっていただいくことで、例えばご相談事とか、実際に銀行員と会って話したいことがあるお客さまへの対応を銀行としてもより丁寧にできるのではと思います。」

 

―デジタル化が進むと、本当にコミュニケーションを必要としているお客さまのニーズにしっかり応えることができるようになるんですね!!

「それが、お客さまにとっても銀行にとってもいいのかなと思います。今後の展望としましては、そのような お客さまのニーズに寄り添うことができる、デジタルとアナログの融合を目指していきたいと考えています」

 

 

これからも千葉銀行さんは、お客さまのニーズに応え、地域の方々に寄り添った地方銀行として千葉県を盛り上げていってくれるのではないでしょうか。とても心強いですね。

 

栗山さんのお話をお聞きして、地方銀行の役割について知らないことが多かったため、とても勉強になりました。また、感謝や恩返しを忘れない、相手の心の声をくみ取りニーズに応えようとする栗山さんのコミュニケーションの姿勢、見習っていきたいなと感じました。

 

栗山さん、お忙しい中取材へのご協力ありがとうございました。

 

 

 

インタビューに登場しました、『ちばぎんアプリ』詳しくはこちら!!

 

 

 

文責:下崎 まゆ莉

 

撮影:長谷川 鈴実

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