【うみまち仕掛人インタビューvol.16】小林 智男さん

【ぽかぽかインタビュー】

2019年10月から始まった、ぽかぽかインタビューの「うみまち仕掛人」シリーズ。

 

蘇我・千葉みなとの今にクローズアップして、うみまちを盛り上げる活動に取り組んでいる“仕掛人”を取材しています。

 

〇今回の仕掛け人の小林智男さん

 

第16弾でご紹介するのは、明治安田生命 蘇我営業所で所長を務めていらっしゃる小林智男さんです。

↑小林さんのお写真

 

小林さんは、前回インタビューしたJEF UNITEDの佐藤さんからご紹介をいただきました。

 

↓↓佐藤さんのインタビュー記事はこちらから

【うみまち仕掛人vol.15】佐藤 正典さん

 

 

今回の取材先は、なんとあの『明治安田生命』。

みなさんもご存じの通り、日本に住んでいる人で知らない人はいないほど、とても有名な保険会社です。

「どのような形で地域の人と関わりを持っているんだろう?」「保険会社だからこそできる地域との関わり方ってあるのかな?」と取材前から聞きたいことがたくさん溢れてきます!

期待を膨らませつつ、いざ取材へ!

↑取材の様子

 

蘇我エリアとの出会い

 

まずは蘇我と小林さんとの関係についてお聞きしましょう!

 

 

― 小林さんはいつ頃から「蘇我」と関わりを持つようになったのでしょうか?

 

「私たちは全国転勤が中心でして、約3年周期で転勤をしているので日本各地へ行く機会があります。ということもあって、私が蘇我に来たのは昨年の10月からです。しかし、この営業所自体は数十年前から営業させていただいております。」

 

小林さんは日本各地を飛び回っている人のようです。

となると、日本の各地での生活を経験した小林さんが抱く蘇我の印象が気になるところです…!

 

― 初めて蘇我に来た時にどのような印象を持ちましたか?

「以前の勤務先からの通勤の際に、蘇我という名前を見る機会はありましたが、来る機会は一度もありませんでした。そして、蘇我に対して工業地域と言いますか、企業城下町みたいなところなのかなと思っていました。今もそのようなイメージは残っていますね、例えば川崎製鉄さんの独身寮が残っていたりなどです。働く場所と住んでいるところが比較的近く活気のある場所だなと思います。」

 

― 小林さんの考える蘇我のまちの魅力を教えてください!

「海が近いですよね。そして、私たちはJリーグの方を一緒にやらせていただいているので、JEF UNITEDさんもそうですし駅もカラフルにJEF色に変わったりと地元での盛り上がりに魅力がある街だなと思います。また、電車などの交通の便もとても便利で内房線、外房線、総武線、京葉線と4つの路線の電車が停車する便利なところだなと思いました。このような交通の便や、職場との近さ、マンションの多さ、商業施設やスポーツ施設の存在などから、今後ファミリー層が増えてますます活気づいていくのでないかなと思います。」

 

働いている場所と住んでいるところの近さということについては今まで考えたことがありませんでした。改めて蘇我は、たくさんの強みを持っていて本当に快適で過ごしやすいまちだなと思いました!

 

〇地域と繋がるために

 

日本各地を飛び回る小林さんだからこそわかる蘇我の魅力について聞けたところで、みなさんも気になっているであろう、「保険会社の地域との関わり」について聞いていきたいと思います!

 

― 先ほど出てきたJリーグやJEFさんと明治安田生命さんとの関係を教えてください!

「明治安田生命はJリーグのタイトルパートナーになっており、各支社で各地域のチームを応援させていただいているという形です。私たち蘇我営業所は千葉支社に属しているので支社としてJEFさんを応援させていただいています。具体的にやっていることとしましては、風車ってご存じですか?私たちは乗っかっているという立場ではありますが、かざぐるまプロジェクトというものをやっておりまして、試合にある日に駅からフクダ電子アリーナまでの沿道のところに黄色のかざぐるまを刺していって、通る人々を風車で盛り上げようという企画なんですよね。」

 

― そうなんですね!いつ頃から始められた企画なのですか?

 

「2014年から始めています。JEFさんが準備していただいているビブスをみんなで着て、他の地域のボランティアの方などと一緒に活動をしています。この企画は地元の人に結構知っていただいているもので、活動しているときに地元の方が喜んでくれたり、声かけてくれたりしてくださる時がとてもうれしいですね。」

 

↑かざぐるまプロジェクトによって飾られたかざぐるま

 

先ほどの話にもあった地域で盛り上がるに通じるような話ですね!

ちなみにこのかざぐるまプロジェクトはどなたでも参加することができます!!

ご興味のある方はこちらへ!

 

― 他に地域の方と関わる機会があれば教えてください!

「公民館さんの方で直接講座の方を開かせていただいています。例えば、このわたしと家族の「そうぞく」講座などですね。他にも、親子で一緒に共同でバッグを作るようなものでしたり、認知症や熱中症の予防などといった健康に関するものだったりと様々な種類のものがあります。」

 

 

 

 

 

 

 

 

↑小林さん達が担当している公民館の講座(一部)

↑実際の講演の準備の様子

 

― それは興味深いですね!私のような大学生や高校生くらいの年代の方向けへの講座などはあったりするのでしょうか?

 

「正直に言うとそこが難しいところですね…しかし、最近18歳成人になりまして、保険などといったいろいろな契約事を自身の意思でできるようになりましたよね。そういった契約事を実際に行う前に正しい知識をつけておくことがやはり大事だなと思っておりまして、まだこれは実現できてはないのですが、小学校や中学校などでクレジットカードや株式などに関する授業を行うなどといった金融教育みたいなことのお手伝いをさせていただくことはできないかなと考えております。」

 

クレジットカードなどに手を出せないという方はかなりいらっしゃるのではないでしょうか?私もその一人でして、このように企業の方から講座を開いていただけると非常にためになるなと思いますので、いつの日か実現してほしいです!

 

〇関わりから信用へ

 

ここで小林さんからこのような話をいただきました。

 

「私たちは通常よく聞く株式でも有限でもない“相互会社”なんですよね。相互会社とは保険会社にしか認められていない形でして、簡単に言うと保険に入られている方全員が社員さんなんですよ。つまり、「誰かがピンチになったらみんなで助け合いましょう」というシステムなんです。なので、“信用”がとても大切なんですよね。ということもあり、地域のみなさんに信用していただきたいなとも思いますし、地域に貢献できることがあればさせていただきたいなと思っています。」

 

確かにそうですよね。保険は馴染みがない分、怖く感じられやすいものではないかとは思いますが、みんなで万一の事態にあった人を助けようというものなのでより多くの人に参加してもらうに越したことはないものです。しかし、その上ではもちろんのことながら保険会社とお客さんとの間の信用が不可欠なんですね…

その中でも、蘇我営業所さんはとても地域から信頼されているからこそ、40~50年も前から今に至るまでずっと続いているんだなあと思いました。

 

― ほかにも地域とよりよい関係を保つために意識していること等はありますか?

「私たち千葉支社の中で、今年のスローガンという形で「千葉県で一番愛される生命保険会社の実現」というものを掲げておりまして、常にこのことを意識して仕事やかざぐるまプロジェクトや公民館での公演などの活動をさせていただいています。人それぞれ感じ方は違うので、どういう風に思われるかはわからないのですが、地域に住んでいる方に役に立つことができればなと思います。」

 

「千葉県で一番愛される生命保険会社の実現」という意識こそが実際の信頼に繋がっているんだなと聞いてて感じました。これからもこのような形で活動を続けてほしいなと思います!しかし、最近ではご時世的にこうした信頼を築く場を設けるのが難しいのではと疑問に思いました。

 

― コロナ禍によって大きく変わったことはありますか?

「どうしてもコロナ禍の中だと、年配の方を中心に会うのは嫌だと言われてしまうケースがあります。会社メンバー内ではリモートワークができるのでいいのですが、お客さんとのやりとりの上では、直接出向いたり顔を出したりといった人と人との繋がりが大切だと思っていますので、かなり活動がしづらくなってしまっているなという感じです。しかし、コロナに罹った人に対して入院給付金をお支払いしたりとするケースがあったりと、お客さんによってはそういった部分でお役に立てることがあって嬉しいなと思います。」

 

特に年配の方とのやり取りがコロナ禍によって不都合になってしまった今では、公民館という比較的年配の方が気軽に集まりやすい場所で行われる講座の存在はますますありがたいなと思いますね!

 

 

小林さんへのインタビューを通して、保険会社という地域とは馴染みのなさそうに見える会社が、保険会社ならではの方策でしたり、地域の方と混じってのボランティアでしたりといった形で地域との強い繋がりを持っていて、どのような人・組織にもできる地域への貢献の仕方があるのだなと感じました。

また、改めて蘇我の魅力を考え直すいい機会にもなり、より一層蘇我へと快適さや居心地の良さを求め冒険したいなとも思いました!

 

 

小林さん、お忙しい中インタビューへのご協力ありがとうございました。

 

取材:安田 涼生 撮影:増木 宏行 (NPO法人Drops)

 

タイトルとURLをコピーしました