2019年秋に新シリーズが始まったぽかぽかインタビュー。
「うみまち仕掛人」では、蘇我・千葉みなとの“今”にクローズアップし、うみまちを盛り上げる活動に取り組む“仕掛け人”に取材を行っています。
第7回となる今回は、フェスティバルウォーク蘇我にオフィスを構える総合広告代理店の株式会社マムズカンパニーで代表取締役社長を務める、高橋ますみさんに取材させていただきました。
株式会社マムズカンパニーは、企画・立案からデザイン・制作まで手がける総合広告代理店で、フェスティバルウォーク蘇我にオフィスを構えています。
前回取材した、フェスティバルウォーク蘇我館長の柏木伸一郎さんにご紹介いただきました。
(柏木さんの取材の様子はこちらからご覧ください。→【うみまち仕掛人Vol.6】柏木 伸一郎さん)
まずは、高橋さんと蘇我のつながりについて伺いました。
―高橋さんと蘇我の出会いについて教えてください。
「もともと都内で働いていましたが、結婚・出産を経て、自然豊かなところで子育てをしたいと思い千葉に移住しました。以前勤めていた会社でご縁があり、それが蘇我との出会いです。2011年に起業し、その後ハーバーシティ蘇我の魅力をもっと伝えたいと思い、蘇我にオフィスを移転しました。それから蘇我で働いています。」
▲ハーバーシティ蘇我の商業施設の一つであるフェスティバルウォーク蘇我
―蘇我の印象や、魅力についてお聞かせください。
「昔ながらの町並みがありながら、たくさんの商業施設もあって、しかも東京方面への交通の便もいいので、生活するのに便利な場所だと思います。きれいな海辺があって、そこでは行き交う貨物船や散歩する家族、ぼんやりと海を眺める人など、様々なものや人の姿を見ることができます。ここに集まる人は、みんな心地よさそうにこの地域を楽しんでいるな、と感じます。」
私は2019年から千葉に住んでいるのですが、蘇我に初めて来たときは色々な楽しみ方ができる場所だなぁと思いました。様々な種類の商業施設があってショッピングも楽しめるし、散歩していても海風が心地よくて気分が良くなります♪今後ぽかぽかぽーとの活動を通して、もっと蘇我の魅力を発見していきたいと思います!
高橋さんと蘇我の出会いや、蘇我の印象をお聞きしたところで、お仕事のお話も伺いました。
―株式会社マムズカンパニーは広告代理店ということで、情報を発信する立場にありますが、高橋さんはお仕事をするうえで、地域とのつながりについてどのようにお考えですか?
「会社が大切にしている理念として、『人と地域と企業を結ぶ』ということがあります。まずは、私たちが私たち自身を大切にすること。次に私たちが暮らすこの地域を大切にすること。さらに、私たちの暮らしを支える企業を大切にすること。地域と企業を互いに育み、つながっていくことで、地域で暮らす私たちの充実した日々に結びつくと思います。私たちは、人と企業を結ぶ架け橋になり、活気ある街づくりのお手伝いをしていきたいです。」
―具体的に、どのようなお仕事をされているか教えていただけますか。
「ハーバーシティ蘇我でのイベントの企画・運営や、ハーバーシティ蘇我のお店を詳しく紹介する情報誌の発行などを、年間を通してお手伝いさせていただいています。他にも、毎年開催されている『JFEちばまつり』や『さくらまつり』で企画の提案をしたり、広告を作成したり…。蘇我でたくさんお仕事をさせてもらっています。」
▲これまでに作成したパンフレット・カレンダーなど
―まさに地域密着型の企業ですね!これまでたくさんのイベントに携わってきたということですが、2020年は新型コロナウイルス感染症の影響を受けたのではないですか?
「そうですね、現在大きなイベントの実施は控えています。ですが、今は、この状況下でも密を避けて、ソーシャルディスタンスを保ちながらみんなが楽しめることを企画中です。蘇我をさらに盛り上げる活動をして思いっきり楽しみたいですね!」
―高橋さんご自身は、コロナ禍で何か変化はありましたか?
「空いた時間にハーバーシティ蘇我の各施設に足を運んだことで、他店の方と交流を深めることができました。コロナ禍での気づきとして、イベントなどの様子を見ていると、家族の距離感が縮まったように感じました。家で一緒に過ごす時間が増えたからでしょうか。結束感みたいなものを感じますよ。」
取材中、これまでに手がけられたたくさんの制作物を見させていただきました。
その中に度々登場するリスのキャラクターがいます。
▲上:ハバ吉くんとハバ花ちゃん
下:ハバ吉ファミリー(ハーバーシティ蘇我HPより引用)
この子たちは、ハバ吉くんとハバ吉ファミリーです。
ハバ吉ファミリーはハーバーシティ蘇我のキャラクターで、ハーバーシティ蘇我のパンフレットだけでなく、イベントにもたくさん登場しています。子どもから大人までみんなに愛される、大人気のキャラクターです。
なんとこのハバ吉くんたちの考案者は高橋さん!取材中も、ハバ吉ファミリーのお話をたくさん聞かせていただきました。地域を楽しく盛り上げるための提案を大事にされている様子がよく伝わります。
現在はイベントでハバ吉くんたちに会える機会が少なくなっていますが、会えたときにはぜひ声をかけてくださいね♪
最後に、蘇我の今後について伺いました。
―今後、蘇我にどのような変化を期待していますか?
「このスケール感で、ここまで色々な施設が揃っている街は珍しいと思います。予定がなくても散歩に行って楽しめるし、まだ様々な楽しみ方ができると思います。今後も開発が進んでいくと思うので、そういった面での変化や、人々が集って交流や活動が生まれることによる変化を期待しています。今後さらに成長と発展をする可能性がある場所だと思っています。」
蘇我に住む人や蘇我を訪れる人の楽しみを第一に考え、地域の発展に尽くす姿に、蘇我への強い思いが感じられました。何よりも、蘇我について話す高橋さんがとても楽しそうで、蘇我のことがお好きな様子が伝わりました。
高橋さん、お忙しい中取材へのご協力ありがとうございました。
(取材/椎名司 撮影/小森廉太)