【うみまち仕掛人vol.26】 藤井省二さん

2019年10月から始まった、ぽかぽかインタビューの「うみまち仕掛人」シリーズ。

蘇我・千葉みなとの今にクローズアップして、うみまちを盛り上げる活動に取り組んでいる“仕掛人”を取材しています。


<蘇我駅長 藤井省二さん>

第26回でご紹介するのは、JR蘇我駅で駅長をなさっている藤井省二さんです。

△藤井さんのお写真

藤井さんは蘇我中学校でPTA会長を務めていらっしゃる佐野拓郎さんからご紹介いただきました。佐野さんの記事はこちらからチェックしてみてくださいね!

それでは藤井さんへのインタビューへどうぞ!


<蘇我との出会いについて> 

―いつ頃から蘇我でお仕事をされているのですか。

「2022年6月22日付で支社営業部業務課から着任しました。元々私は1985年に川崎製鉄千葉製鉄所(現JFEスチール)へ入社したのですが、当時、寮・社宅が蘇我駅から徒歩10分程度の宮崎町にあり、毎日蘇我駅を目にしての通勤だったんですね。なので蘇我は、私が社会人としての一歩を踏み出した街ということになります。2010年にJRに転職しましたが、まさか蘇我に戻ってこられるとは思っていなかったので、現在、蘇我駅長として働いていることに感慨深いものがありますね。」

―蘇我の街にどのような魅力を感じますか。

「蘇我駅から都心へのアクセスも良く、蘇我は外房・内房の玄関でもあるので、老若男女を問わず通勤・通学・観光という面で幅広く利用できる点でも、魅力的な街だと思います。」

―過去と現在の蘇我を比べてどのような変化がありますか。

「25年前と比べ、様変わりはしましたが、まだ昔の名残があるところもありますね。近くにはマンションが建ち並びましたが、まだ、情緒ある飲食店も繁盛しています。最近では音楽フェスで盛り上がっていることも変化ではないかと思います。」

確かに私も外房へ観光するときには蘇我駅を使いますし、『内房・外房の玄関』という表現はまさにピッタリだと思いました。昔ながらの場所と新しくできた場所とが融合している蘇我の街のこれからがとても気になりますね。


<お仕事について>

―お仕事について具体的にどのようなことをなさっているのか教えてください。

「蘇我駅は29名の社員がいる中規模駅であり、駅長として全体の統括を行っています。具体的には、業務の上で一番大切にしていることが、お客さまを目的地まで安全・安心にお届けすることなので、蘇我駅全体の安全面の徹底を心がけたり、お客さまに気持ちよく駅を利用いただくために、魅力ある駅づくりを社員と共に目指しています。」

―どのような時にやりがいを感じますか。

「毎日が安全・安定輸送でお客さまにご利用いただき、社員が生き生きと仕事をしていて、笑顔が絶えない時です。」

私たちが普段何気なく駅を使っている裏側で駅員さんたちがいかに安全に気をつけてくれているかがわかりました。全員で駅をより良くしていくという目標を持って、日々の業務に取り組まれている藤井さんの姿勢はとてもかっこいいですね。


<人や地域との関わりについて >

―蘇我の地域あるいは地域住民とはどのような関わりがあるのでしょうか。

「蘇我はJリーグのJEFUNITED市原・千葉がフクダ電子アリーナーを本拠地としていますが、蘇我駅もホームタウン駅として、JEFUNITEDとの繋がりがあり、駅構内にはジェフカラーに装飾しているところがたくさんあります。また、ホームゲームでは、観戦で蘇我に来ていただいたお客さまへのおもてなしを通じて、地域の人々と繋がりがありますね。」

―蘇我の魅力づくりのために工夫なさっていることはありますか。

「お客さまに楽しんで駅をご利用していただけるように、七夕やクリスマスなどの行事に合わせて周辺の保育園と協力し駅を装飾したり、産直市場や臨時売店を開催し、地域の皆さまと共に地域の活性化に努めています。」

―これからの蘇我にどのような変化を起こしていきたいですか。

「『安心で安全な鉄道サービスの提供』をベースに房総の玄関口として更なる発展を目指し、お客さまのご期待に応えることで、地域社会に貢献し続ける駅にしていきたいと思っています。」

蘇我駅は地域内の人々だけでなく、地域外から来る人とも積極的に関わり合うことで、外から来た人も楽しめる駅を実現できているのだと思います。実際に私も蘇我駅に行った際に装飾や臨時売店を見たことがありますし、それがあるのとないのとではテンションの上がり方が全然違いますよね!


<最後に>

これで藤井さんへのインタビューは終わりになります。最初は緊張していた私たちでしたが、藤井さんがとても優しく接してくださったので楽しく明るいインタビューになりました。みなさんも蘇我駅を利用する際には、藤井さんが安全で楽しい駅になるよう心がけていることを思い出してみてください!藤井さんお忙しい中、インタビューを受けていただき本当にありがとうございました。

(取材:宮、撮影:小森)

(佐野さんの記事はこちらから)

△インタビューの様子