【うみまち仕掛人vol.25】佐野拓郎さん


2019年10月から始まった、ぽかぽかインタビューの「うみまち仕掛人」シリーズ。

蘇我・千葉みなとの今にクローズアップして、うみまちを盛り上げる活動に取り組んでいる“仕掛人”を取材しています。


<蘇我中学校PTA会長 佐野拓郎さん>

第25回でご紹介するのは蘇我中学校PTA会長の佐野拓郎さんです。

佐野さんはアルティ―リ千葉の梅村様からご紹介いただきました。

さっそくインタビューでお話を聞いていきたいと思います。

△佐野さん

<蘇我との出会いについて>

―蘇我に来たきっかけを教えてください

「蘇我に引っ越してきたのはちょうど10年前になります。地元は山梨で本千葉に住んでいたんですけれども、娘が幼稚園の歳になった時にネコバスを走らせている幼稚園があって、そのパスに乗りたいと娘が言ったんですね。しかし住んでいた本千葉までスクールバスが来ないので、じゃあ引っ越そうと思い、蘇我に来たのがきっかけですね。蘇我との出逢いというのは本当に偶然ですが、それからは『親父の会』というお父さんたちがレクリエーションをする会に入ったんですけど、子供が小学校に上がる時PTAの会長がいないということで前PTA会長から『元気でエネルギーがあるから会長をやらないか』と言われ、会長をやることになって、そこから色々な繋がりができたというのが今の経緯です。」

―蘇我の魅力は何だと思いますか

「私はよそ者として蘇我に来た訳ですけど、結構地元の方は引き入れてくれるというか、人が温かいという印象でした。なので、私にとっての蘇我の魅力というのは人ですね。他の魅力の一つとしては京葉線があるので東京まで1本で出られるのと、外房線と内房線両方出ているので、分岐点になっていて便利な所ですね。また、海も山もあるし、アリオの方に行くとショッピングモールなど色々あるので、買い物には困らないですね。」

―現在と過去の蘇我を比べて感じることはありますか

「昔の蘇我を詳しくは知らないんですけど、開発が進んでアリオやフクダ電子アリーナができたり、JAPANJAMのようなフェスの開催で結構人が集まるので、そのあたりが昔の工場地帯というイメージから、蘇我と言えばジェフだったりフェスだったり、他にも飲食店では古いお店と新しいお店が融合している感じがします。」

確かに私も佐野さんとお会いした時に並々ならぬエネルギーを感じましたが、蘇我に来た経緯を聞いて素敵な人だというのと同時に面白い人だなと思いました。このような子供を愛する方がPTA会長というのはまさにピッタリだと思います。


<お仕事について>

―どのようなお仕事をされているのですか

「保険業を行っているんですけど、主に資産形成というのをやっている他に、絵本を使ってお金の勉強をするという読み聞かせプロジェクトを行っています。昔は金利が高かったのであんまり資産形成の勉強をしなくてもよかったんですけど、今の銀行はお金を預けても増えないので自分で積み立てNISAやiDeCoなどをするための知識を付けていかないと将来厳しいということを子供の頃から少しずつ知ってほしいなという想いで、親子で学ぶお金の絵本を作りました。後は蘇我中の前に塾がありまして、そこの講師として子供たちのための金融教育を行っております。なので、保険業もしていますが、子供たちのためのお金の勉強という所が今メインなんですよね。」

△佐野さんはこの「ポノとはじまりのりんご」の読み聞かせアドバイザーなんだそうです。

―やりがいを感じる瞬間はありますか

「私の話を聞いて良かったと言われる瞬間ですね。こういったお金の話を教えてくれる人ってなかなかいないですし、学校でも教わらないじゃないですか。この前24歳の男の子が契約してくれたんですけど、老後の年金2000万問題があるから将来のために2000万円貯めたいということで、すごく偉いなと思ったんですけど、ちゃんと投資信託っていう形で積み立てしていくと、24からずっと65ぐらいまで40年ぐらい時間をかけているので、月8000円ぐらいで済むんですね。2000万貯めるというと毎月3万ぐらいだと思っていたらしいんですけど、時間をいい方につけるのが一番有効なんだよというのを教えてあげられた時に『すごく嬉しい。佐野さんと会えて良かった』って言われたのですがその時にやりがいを感じましたね。」

―こだわりはありますか

「以前親御さんの中に、息子さんのためにしっかり学資保険に入っていたんですけど、利率があまり良くなくて、『今から変えた方がいいですよ』とアドバイスをしたことがあったんですが、それを知らなかったら切り替えずにずっと貯めたまま、いざ子供が高校や大学の時にお金を出したいと思っても、その時に思っていたよりもお金が貯まってないってことになってしまうじゃないですか。そういう時にやっぱり気づかせてあげないと駄目かなと思うので、自分がズバズバ言うタイプであるというのもありますが、その人のためになるように行動するというのをこだわりにしています。」

△お金の勉強会の風景

正直私も経済学部でありながらお金についてあまり詳しくないと思うのでぜひ佐野さんに教えていただきたい限りです。ここまで親身になってズバッと言ってくれるアドバイザーさんは他にいないのかもしれませんね。


<地域の人々との関わりについて>

―地域の人々とどのような関わりがありますか

「先ほども言った通りお金の勉強会をしているんですけど、同時に学校のPTA会長やしているので、学校の先生にそういったお金の勉強を教えたりもしています。学校の先生も若い方が多く、『株が何なのか』とか『円安とか円高がどうして起こるのか』とかそういうのをパワーポイントとか使ってわかりやすく一緒に勉強しています。」

―蘇我でアイドルをプロデュースしているとお聞きしましたが、詳しく教えてください

「蘇我に引っ越して来た時に地域の皆さんがすごく良くしてくれて、何か蘇我にお返ししたいなと思った時に、ご当地キャラよりもご当地アイドルの方が華があるからという理由でご当地アイドルを作ろうって話になり、親父の会で『SOGAっ娘。』というアイドルをプロデュースしました。活動は月1で単独ライブを行っているのに加えて、『船橋ひまわり娘』さんという方たちがいらっしゃるんですけど、そういう方とコラボしたり、遠征して色々なところに抱き合わせで出演させてもらったりなどですね。コンセプトは『歌やダンスで地元を元気に盛り上げていきたい』という所なんですけど、フェスとかサッカーとかせっかく人が集まってもすぐ帰ってしまうともったいないので、蘇我にはもっと美味しい所や面白い所もあるので、そういった魅力を発信していけたらなと思っています。」

―今後蘇我でどのような存在でありたいですか

「子供が見たときに大人がかっこいいなと思ってもらえるような存在でありたいですね。もし自分の一番近くの大人がポンコツだったら夢を持てないじゃないですか。今PTA会長8年目になるんですけど、中学校の子供たちの前でもやっぱり元気でプラスの発言を心がけるようにしています。会長の挨拶とかもあるんですけど、その祝辞が「おめでとうございます。頑張ってくださいね」だけだと響かないじゃないですか。心に残るメッセージを伝えたくて、1人でも多くの人が僕の存在を見て『大人になりたいな』とか、『早く社会に出て働きたいな』と思う人が増えればいいかなと思っています。常に地域のリーダーでいたいというか、地域の良い見本になっていきたいですね。」

△SOGAっ娘。の皆さん

この度5月14日に八街駅でライブがあったのでDropsから私と角くんで、佐野さんのご紹介のもとお手伝いさせていただきました。パフォーマンスが素晴らしかったのは言うまでもなく、チェキ撮影ではすごくたくさんのファンの方々が並んでいて圧巻でした。すごく良い経験になりました。(私はサボって角くんがチェキ撮影を手伝っていましたm(_ _) m)その記事はこちらから!


<最後に>

インタビューはいかがだったでしょうか。佐野さんがPTA会長として子供たちのため、また金融アドバイザーとして地域のためにお金の勉強を広めていこうと努力されていることが分かりました。SOGAっ娘。の皆さんも非常に推しがいがありますので皆さんファンになってみてください。

佐野さん、インタビューありがとうございました。

(取材:宮/記録:小森)