葛飾北斎が描いた登渡神社(通称:登戸神社)に行ってきました

いきなりですがこちらの絵画、誰がどこを描いたものでしょうか。

そうです、タイトルにある通りです。日本を代表する画家の1人である、浮世絵師の葛飾北斎が描きました。そんな北斎の代表作である富嶽三十六景の1枚に、この「登戸浦」があります。

場所はといえば、こちらもタイトルにある通り、登渡(とわたり)神社です。通称で登戸(のぶと)神社とも言われます。西登戸(にしのぶと)駅という駅が京成線にあるので、登戸(のぶと)が正式なようにも思いますが、登戸神社は通称であると神社の公式サイトにも記載されています。

絵画の中には浅瀬で潮干狩りを楽しむ人々、追いかけっこする子供たち、貝でいっぱいになった桶を運ぶ漁師などが描かれているようです。鳥居の間からは富士山がのぞいています。

というわけで、こちらの葛飾北斎が描いた登渡神社に行ってみました!

一番近いのは新千葉駅ですが、私は千葉駅から行きました。SOGO・ジュンヌの辺りから14号線を下っていくと、登戸小学校入口交差点に当たります。こちらを右に曲がると出てきます。

見えました。やや急な坂を登った先に、登渡神社があります。

この日は最高気温が33℃でかなり暑かったのですが、境内は日陰が多くすずしかったです。

かつての海の方向はこちら↓です。現在はすでに埋め立てられて、高いビルが林立しています。千葉銀行の本部も見えますね。

緑が多く、とても癒される場所でした。1本入った道にあるので静かで、とても良い場所でした。おすすめです。

改めて訪れてみても、教科書にも出てくる葛飾北斎の富嶽三十六景で、千葉市の神社が出てくるというのはびっくりです。かつて北斎はどんな風景を見て、「登戸浦」を描いたのでしょうか。人々が海の近くで暮らす姿に、心打たれるものがあったのかもしれません。

北斎が見ていた頃までは行きませんが、昔のうみまちの暮らしの様子を、ぽかぽかぽーとの「うみまちの暮らしを知る」でも紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

また登渡神社にも、この季節に訪れてみてはいかがでしょうか。