高速ジェット船で行く日帰り 横浜旅行🚢③

みなさん、こんにちは!

突然ですが、6月30日(日)千葉みなとのケーズハーバーから出発する高速ジェット船で日帰りの横浜旅行に行ってきました!

第1弾は、「高速ジェット船 セブンアイランド友 乗船からみなとみらい到着」
第2弾では「横浜開港資料館と横浜港大さん橋国際客船ターミナル」についてお伝えしました!

第3弾では、日本郵船氷川丸についてお伝えします!


山下公園の中を歩いて、日本郵船氷川丸が見えてきました!と、その時・・


なにかの案内板を食いつくように見ている家族がいらっしゃいました。
何かと覗いてみると、JFEスチールの文字が!


なんとここ山下公園に広がる海にも、JFEの鉄が使われているそうです!

公園前の海は生物が乏しく、水質の悪化が見られるようです。そこを、横浜市とJFEスチール株式会社は、生物のうみを綺麗にする力に注目することで、水質を改善してより多くの生物が生活できる場所を増やそうとしているそうです。

JFEスチールの鉄鋼スラグ製品(製鉄所生まれのリサイクル材)を利用して、海底に魚礁(岩などによって海底に形成された隆起部)を作ることで、魚のすみかを増やそうとしています。

横浜でも、JFEスチールの(リサイクル)鉄が使用されていることを発見しました!



そして、氷川丸が近づいてきました!想像以上に大きい船🚢、今にも動き出しそうです。
氷川丸の中に入るための入場料は、なんと大人300円!破格の安さですね。

ところで、氷川丸、何の用途に使われていたか、皆さん知ってますか?
この船は、日本郵船が1930年にシアトル航海用に製造した貨客船です。荷物も人も載せる船です。
戦前の日本で建造された現存数唯一の貨客船であるそうです。
戦時中には、海軍の病院代わりにもなり、終戦までは3回も地雷が船に触れましたが沈没せず、戦後はまた貨客船に戻りました。ほぼ100歳です。様々な用途で使われたんですね。

なんと、太平洋を横断した回数は254回!!すごい数ですね。そして1961年から山下公園の前に係留保存されています。

それでは船内へLet’s GO!

まずは一等食堂。一番ランクが上の食堂です。当時提供された食事が再現されています。
洋食ばかりですね。ワインまで用意されています。


展示室に移動して、氷川丸の当時の運航の様子なども見ました。印象に残ったのは、手荷物ラベル!今の飛行機の手荷物などに張り付けるタグと比べると、すごく鮮やかで凝っているように見えませんか。ぜひとも集めたいと思ってしまうようなラベルです。



次は、実際にゲストが宿泊するお部屋を見学。船内にもかかわらず、洋風できれいにされています。当時の客室には、ベットに飾り毛布が置かれていたそうです。そういった点にもおもてなしの心が見えますね。


次は、操縦室を見学!


昔は船内には伝声管があり、すごくアナログな感じでやりとりしていたんですね。船内が賑やかな時などにも、しっかり声は伝わっていたのでしょうか?

モールス信号体験のブースも。


なんと、船内下部のエンジンルームの見学もできます。客室とは打って変わって、無機質で、少しひんやりしているお部屋です。当たり前のように、エンジンルームの中は英語の表示がたくさん!

エンジンルームは上り下りできますが、落っこちそうで少しひやひやしました。


客室を出て、デッキにでました。椅子が設置されていて、横浜の海を眺めることができます!
風が気持ちいい~

まさか300円でここまで楽しめるとは思ってもいませんでした!当時の客船の様子も知れて、貴重な経験ができました。いつかは自分も客船に乗ってみたいと思いました。


さて、そろそろ船出航の時間が近づいてきました。ぷかりさん橋へ戻ります。
帰り際の山下公園、みんなが思い思いにピクニックや談笑しています。わー帰りたくない。


ぷかりさん橋が見えてきた!


それでは乗船。電車に揺られず、座っているだけで千葉みなとに戻れることがなんとらくちんなことか。波の揺れが心地よくて、気づいたら寝落ちしてました。。。

目を覚ますと、ポートタワーが!千葉に戻ってきたという安心感を感じました(笑)

帰り際に、しとしと雨が降り始めました。


帰りは、1時間もかからず、千葉みなとまで戻ってこれました!到着は17時ごろ、帰り着いてもゆったり過ごすことができます。

第3回に分けてお送りした、高速ジェット船で行く日帰り横浜旅行いかがでしたでしょうか。
日帰りでも出発が早い分、かなり充実した一日が過ごせます。

今回は、ちばみなと.jpさんで乗船情報を見つけました!日頃から、様々なツアーが紹介されていますので、気になる方はコチラのサイトをチェックしてみてくださいね♪


(NPO法人Drops 大田黒澪)