【うみまち企業インタビューvol.7】ケーズネットワーク(PIER-01)

こんにちは!
うみまちの企業の活動とコロナ禍の対策について取材をする『うみまち企業インタビュー』。
 
第7回はケーズネットワークさんです。
ケーズネットワークさんは千葉みなとに本店を構えており、関西や北陸でもレストランやカフェを営んでいます。今回はPIER-01というレストランの店長を務めている森下さんにお話を伺いました。
 
森下さんは19歳のときにアルバイトとして働き始めたそうで、PIER-01で働かれるのは6年目。今回は店長ならではのお話もお聞きすることができました。

▲PIER-01の外観
 
 
事業内容
 
ケーズネットワークは平成10年11月に設立され、今は全国に展開しています。千葉みなとではオーシャンテーブル(レストラン)、PIER-01(レストラン)、MA~なべや(鍋料理専門店)を運営。場所はいずれも千葉みなと駅から徒歩5分、桟橋のすぐ近くにあります。

▲桟橋も含めた風景。中央の建物にPIER-01が入っている
 
PIER-01は大きな水槽が特徴的なシーフードレストラン。年中無休でランチ・ディナーともにいただけます。

▲PIER-01内の大きな水槽
 
事業内容についてお聞きしている中で、森下さんは「飲食を通じ人と人を繋ぎ、また来店されるお店を目指している」と話していました。
 
例えば20年前に訪れたお客さんが家族を連れて来てくれる、そのお子さんが成人してお酒を飲みに来る、ということもあるのだそう。飲食店ならではの繋がりです。
 
また二次会や結婚式のパーティーでは、招待されたお客さんが気に入ってくれれば、次はそのお客さんが主催者として予約してくれます。そしてまた新しいお客さんが予約してくれて・・・と繋がり、リピーターを生んでいくことができるのだそうです。そのためにも、味、接客、雰囲気、全てに力を入れています。
 
繋がりを生むために、従業員の指導にも力を入れています。目を合わせて話すこと、場所の案内の仕方、こまめにお皿を片付けてあげること。当たり前のことから細かなことまで、常に気を配っているそうです。
 
ただ、全員にこの意識を持たせるのが難しいのも事実。それでも一人一人丁寧に、その人に合った指導をされているそうです。「従業員側の話も聞きながら、叱るときはしっかり叱らなければいけない」とおっしゃっていました。
 
こうして働いている人を気に入ってもらえると、その人に会うためにまた来てくれるお客さんもいるのだそう。個人の働きぶりからも、繋がりが生まれているのです。
 
 
地域とのつながり
 
ケーズネットワークは千葉市と手を組んで、海辺の活性化に取り組んでいるそうです。近くにある桟橋の活用を始め、PIER-01の入っている建物内にはダイビングショップなども入っています。
 
しかし、まだまだ知られていないのが実情だそう。今年10月からは千葉駅の柱のモニターにPIER-01の広告を載せ始めました。「こういうところがあるんだ」と思って来てくれる人が増えてほしいと話していました。
 
地域の結婚式場やホテルにも、自ら足を運んで繋がりを増やしています。ホテルには、泊まったお客さんに食事として利用してもらえるよう案内をお願いしているそうです。「千葉みなとの魅力を伝えながら、様々な業態の方と繋がりを持ってwin-winの関係を築いていきたい」とおっしゃっていました。
 
また、2021年3月にはPIER-01前の散歩道の工事が完了するそうです。ここを通ってポートタワーに行けるようになると、さらに良いお散歩コースになりそうですね。

▲ポートタワーまで繋がる道。左にあるのがPIER-01
 
 
コロナ禍での取り組み
 
ケーズネットワークさんでは、独自にマスクの寄付を募っていたそうです。余ったマスクを提供してもらい、マスクの必要な施設に再配布していたとのこと。近隣の方から約500枚程度提供してもらうことができ、配布した児童相談所からは大変喜ばれたそうです。
 

▲マスクの寄付を募った際のポスター
 
店舗内での取り組みとしては、検温や消毒といった対策をしっかり行っています。入ってすぐのところにポスターも貼ってありました。こういった対応は早くから行っていたそうで、千葉市からも取り組みの認定を受けています。

▲PIER-01入り口のポスター

▲追跡サービス
 
コロナ禍ではやはりお客さんの減少が何よりも辛いとのこと。これまで需要の大きかった二次会やパーティが開催されなくなったことは、大きな痛手だったそうです。遠隔地から訪れる人も減り、ニーズの変化も感じていると話していました。
 
それでも、お客さんは少しずつ戻ってきているのだそう。GoToEatの対応も始めるなど、少しでもプラスに変えていけるよう、取り組まれています。
 
 
終わりに
 
今回のコロナ禍で、飲食店は特に辛い状況にある業界だと思います。インタビューの中でも大変さが伝わってきました。それでも森下さんは、この状況で出来ることはないか、何かプラスに変えられないかと考えられています。
 
今後も素晴らしい味、接客、雰囲気で”繋がり”を作り、千葉みなとが誇るレストランであってほしいと思います。
 
取材にご協力いただいた森下さん、お忙しい中本当にありがとうございました。
 
今回の取材はNPO法人Drops鈴木・椎名が担当しました。最後まで読んでくださりありがとうございました。
ちなみに以前、ケーズネットワークさんのブルーライトアップの様子も記事にしました。こちらも合わせてご覧ください。