【うみまち仕掛人vol.29】MACさん

2019年10月から始まった、ぽかぽかインタビューの「うみまち仕掛人」シリーズ。

蘇我・千葉みなとの今にクローズアップして、うみまちを盛り上げる活動に取組んでいる“仕掛人”を取材しています。


第29弾でご紹介させていただくのは、ダンスサークルO-FAMILIA代表のMACさんです。MACさんは第28弾でインタビューさせていただいた神谷さんにご紹介していただきました。

△MACさん

ダンスサークルO-FAMILIA『楽しそう!!に勝る動機はない』をモットーに、地域にダンス&PARTY文化を広めていらっしゃいます。MACさんは、大学の時からダンスを始め、現在も現役のプロダンサーとして活躍されているそうです。また、ダンスイベントの企画・運営もされていて、年一回ケーズハーバーで開催される野外ダンスフェス『LOOPfes』は、ダンスバトルに挑戦してみたいという子供たちも楽しめるキッズバトルコンテンツになっているそうです。

そんなMACさんに千葉みなとに対する想いを語っていただきました!それではどうそ!


<千葉みなととの出会い・魅力について >

―いつ頃から千葉みなとで活動されているのですか?

「3年ほど前からダンスの動画を撮影する場所として千葉みなとでダンス活動をし始めました。そもそも千葉みなとを踊る場所に選んだ理由としては、自分が大学生ぐらいの時にプライベートでオーシャンテーブルに行っていて、千葉みなとが綺麗な場所という印象がずっと頭の中にあったからです。加えて、さんばしひろばは踊るのに十分広くて撮影利用ができる場所だったので、千葉みなとで踊ってみようってなったところがきっかけです。」

―千葉みなとにどのような魅力を感じますか?

「シンプルに街並みが綺麗なところです。ダンスの面でいえば、海に面しているので音を出しても騒音問題にならず踊ることができるというのが魅力的に感じます。もし音楽がかかっていたら何かやっているのかな?となって、通りがかった人がダンスに興味を持ってくれるかもしれません。また、地域の方々と関わる中で千葉みなとに住んでいる人たちは、物腰柔らかく丁寧な方々がたくさんいらっしゃるという印象がすごくあるので、そこも魅力的に思います。」

―初めて千葉みなとに出会った時と現在とで千葉みなとへの印象に変化はありますか?

「初めて千葉みなとに出会った時はやはり綺麗という印象でした。現在の印象で言うと、もちろん綺麗というのは変わらないのですが、それに加えてかなり自由な場所だなっていうのはすごく感じています。イベント等でさんばしひろばを使うようになってから、どこでも踊ることができるくらい大きな広場があって、キッチンカーや物販など様々なイベントが開催されているのを見ていると、ワクワクしたことが何でもできる自由な場所なのだろうなという印象を持つようになりました。」

△さんばしひろばでのダンスイベント

<お仕事について>

―お仕事について具体的にどのようなことをなさっているのか教えてください。

「大まかに分けると3つの仕事があって 、1つ目がダンスサークルの運営になり、60~70人くらいの子供たちにダンスを教えています。通常のレッスンに加えて合宿やイベント出演など、子供たちと一緒に地域でダンス活動をしています 。2つ目がイベントの企画・運営で、こちらは子供だけでなく大人も混ざって千葉市を拠点に月1回ぐらいはダンスバトルやダンスの発表会イベントを企画・運営しているような感じです。3つ目は、自分自身が現役のプロとしてダンスをしているので、ゲストやダンスバトルのジャッジとして呼ばれたり、作品の振付師で呼ばれるといった仕事になります。」

―ダンスサークルを立ち上げようと思ったきっかけは何ですか?

「元々自分はダンススクールで正社員として働いていたのですが、その時に肝臓病になり1ヶ月入院したことがありました。そうすると、その間働けなくて収入が無くなったのですが、今回は病気だから治れば働けて良いかもしれないですけど、今後の未来を考えてもし事故で腕や足が動かなくなってしまったみたいな時に人生が詰むなという風に思いました。なので、今後もダンサーとして生きていくことができるように収益構造を持った自分の団体を立ちあげようと決意して、肝臓病が終わってすぐに自分のサークルを立ち上げた感じです。」

―MACさんのダンスサークルでは子供を中心に教えている感じですか?

「そうですね。自分がシンプルに子供が好きだっていうのと、以前働いていたダンスクールも子供メインだったので子供にダンスを教えるノウハウがあったというところに、最近だと子供がダンスを習いたいっていう需要が増えていると思うので子供を中心に教えています。ただ、もちろん大人をダメとしているわけではなくて、実はダンスを教えている子供たちの保護者さん向けに『ノリ活』という企画をしています。ダンス教室では保護者さんとの距離が近くレッスンの合間におしゃべりをする中で、少し踊ってみたいっていう保護者さんもいたので、ダンス教室へ子供たちの送迎を終えたお母さんたちをターゲットにストレッチやちょっとしたダンスをして体を動かすということもしています。」

△ダンスサークルでの様子(ダンスサークルO-FAMILIAのInstagramより)

―やりがいについて教えてください。

「イベントが終わった後とかレッスンが終わった後に、みんなが今日はいい日だったみたいな感じの顔で楽しそうにしている時が1番やりがいに感じます。イベントやレッスンに来てさえくれれば絶対に楽しませることができる自信があるので、少しでも面白そうと思って来てもらえれば勝ちだし、実際に楽しんでくれたら幸せに感じます。」

―イベントを企画する際に心がけていることはありますか?

「イベントを企画して作り上げていく中で、出ている人が楽しいのは当たり前、それを見ている保護者さんたちが楽しいのは当たり前なので、ダンスと関わりのない人たちがダンスを楽しそうって思えるような工夫をしています 。例えば、ダンスのことが全然わからないお客さんが人混みの中でではなく、ふらっと歩きながらでも見られるように、お客さんが分散をするような会場レイアウトを作る工夫や、ダンスをちょっとでもやってみたそうな人たちがダンスできる体験会的なコンテンツもイベントに組み込んでいます。」

―ダンス未経験の人がダンスを少し体験できるコンテンツというと具体的にどんな感じなのでしょうか?

「イベントの中で急に踊ってくださいって言われてもどう踊ったらいいのかって難しいし、ハードルが高いと思いますが、例えば、『手を上げて』『手を振って』『拍手して』とか、マイクパフォーマンスでリズム作りをしてあげて、踊るというよりはみんなで1つの動作を共有しようっていうMCのコーナーを作ります。そこからさらに『みんな立って』とか『1234で右に行きます』や今度は『1234で左に行きます』となれば、もうそれはダンスをしていることと同じになります。最終的には踊らせるというより、ゲームのような感覚で動作をしていたら『それ実はもう踊っていました』というような流れで皆さんにダンスを体験してもらっています。」

―これからの千葉みなとにどのような変化を起こしていきたいですか?

千葉みなとを当たり前のようにダンスや音楽がある場所にしたいと思っています。もちろん、お祭りの中にダンスのコンテンツがあるのもいいと思うのですが、ダンサーのダンサーによるフェスってあまりないので、もしそういったダンスフェスが千葉みなとで開催できれば、ダンスを全然知らない人でも、千葉みなとがダンスフェスをやっているおもしろそうな地域ということでたくさん人が集まって活気ある楽しい場所になると思います。他にも、ケーズハーバーの水槽の前でダンスパフォーマンスをするといったような千葉みなとで行われている色々な行事にダンサーとして関わっていけたらいいなと思っています。また、O-FAMILIAの母体は土気にあるのですが、誉田と幕張の方で新しいサークルの場所を作ろうとしていて、それを千葉みなとでもやりたいと思っています。千葉みなとは子供も多いし、アクセスやロケーションもいいので、千葉支店・幕張支店・誉田支店・千葉みなと支店という風にダンスができる場所を作っていきたいと考えています。」


MACさんが、子供も大人も、ダンス未経験者も経験者も関係なく、この千葉みなとに住む人たちないし千葉地域全体にダンスを楽しんでもらう・知ってもらうことを心がけて活動されているのが分かりますね。特に、ダンスを知らない人でも気づいたら踊っているようにしているというアイデアは脱帽でした!これからこのうみまちがダンスで盛り上がっていくのが楽しみですね。MACさん、お忙しい中インタビューさせていただきありがとうございました。(インタビュー:宮)