みなさんこんにちは!
最近肌寒くなりましたね。
金木犀が香るこの頃、歴史の秋ということで千葉の歴史を知りに出かけてみませんか?
そんな私達は千葉市若葉区にある加曾利貝塚に行ってきました!
加曽利貝塚は日本最大級の貝塚であり、平成29年には千葉県初の「特別史跡」に指定された史跡です。
「特別史跡」とは史跡の中でも「学術上の価値が特に高く、我が国文化の象徴たるもの」が指定されるもので、他にも北海道の五稜郭跡や奈良県の平城宮跡が指定されています。
ちなみに文化庁のHPでは加曽利貝塚のことを「遺跡の保存・整備・活用のパイオニア」と紹介されています。
「遺跡の保存・整備・活用のパイオニア」って?
このブログを読めばその意味が分かるはずです!
ぜひ最後までご覧ください。
加曾利貝塚の最寄り駅である桜木駅から歩くこと15分、加曾利貝塚に到着しました!
加曽利貝塚は大きく北貝塚と南貝塚に分かれています。
今回は北貝塚について紹介します!
北貝塚に足を進めると作業をされている方々がいらっしゃいました。
加曾利北貝塚では今年9月から12月まで発掘調査を実施しているそうです。
職員の方による現地ガイドもされているということでお聞きすることに。
北貝塚での本格的な発掘調査はなんと57年ぶり!
実際に土器が発見されている現場を案内していただきました。
地面に散らばっているものが今回の発掘作業で見つかった土器の破片です。
教科書で形が復元されたものの写真でしか見たことがなかったので感激!
みなさん史跡や見つかった破片を壊さないように調節しながら地面を削られていました。
まさにプロフェッショナルのお仕事でした…
現地ガイドは15分程で、発掘実施日に事前申し込み不要でお聞きすることができるのでオススメです♪
また11月30日(土)には発掘調査現地説明会が開催されるそう。
日本最大級の貝塚で行われている発掘調査についてより深く知ることができるので、是非足を運ばれてみてください。
続いては発掘現場近くにある「竪穴住居跡観覧施設」に。
中に入ると… 地面に沢山の穴が!
実はこの穴、竪穴住居内に柱を立てた時の跡なんです。
この施設では竪穴住居跡等の遺構をできるだけ発掘された当時のままの自然な状態で保存・公開しているそう。
遺構に適した保存環境を維持・管理することを目的とした様々な研究が、全国に先駆けて50年以上前から進められてます。
まさに文化庁のHPにあったようなパイオニアですね!
断面に見える白いものは全て貝殻です。
実際に縄文時代の人々が自分が立っている場所で生活を営んでいた跡を見ると、人類の進歩を感じられて不思議な気持ちでした。
さらに加曽利貝塚博物館に向かいました。
出入り口の前には土器をモチーフにした水飲み場がありました!遊びゴコロがあっていいですね♪
中に入ると、かそりーぬがお出迎えしてくれました。
博物館内の展示物には英語での解説も掲示されているので、海外の方も楽しめる施設になっています。
そして「貝塚剥ぎ取り断面」が!
千葉市は日本で一番貝塚が多いまちだそう。知らなかった〜
土器の展示もあります。
こちらは縄文土器の作り方を解説しているコーナー。
想像以上に手間がかかりそう!
博物館内では来年3月までの企画展も開催中です。
企画展名は「あれもEこれもE 加曽利E式土器」。
土器が時代の変化とともに機能性やデザイン性を兼ね揃えて変わっていく様子を知ることができました。自分の好きなデザインを見つけてみるという視点で見てみても面白いと思いますよ♪
加曽利貝塚限定のかそりーぬガチャガチャも回してみました♪
タスキがけかそりーぬをゲット! キュートなお顔が癒されます。
北貝塚では実物が展示されていることが多く、よりリアルに当時の人々の生活を感じることができました!
次回は南貝塚編!お楽しみに〜