【うみまち仕掛人vol.27】髙田 真輝さん


2019年10月から始まった、ぽかぽかインタビューの「うみまち仕掛人」シリーズ。

蘇我・千葉みなとの今にクローズアップして、うみまちを盛り上げる活動に取組んでいる“仕掛人”を取材しています。

第27弾でご紹介させていただくのは、千葉市役所まちづくり課の髙田真輝さんです。

△髙田さんのお写真

最初は緊張していた私たちでしたが、とても優しく接していただき、終始楽しくインタビューをさせていただきました。それでは髙田さんのインタビューへどうぞ!


<千葉みなととの出会い・魅力・変化について >

―いつ頃から千葉みなとでお仕事をされているのですか。

「3年前から職場の異動に伴い、千葉みなとの仕事に携わるようになりました。千葉市役所に入庁したのは2006年で、現在で18年目になります。公務員を目指したきっかけとしては、配属される職場によって仕事内容が多岐にわたっているので、色々な職種の人々とも交流でき、様々なジャンルの仕事を経験できるという所に魅力を感じたからです。中でも千葉市を選んだのは、千葉市は政令指定都市のため、よりスケールの大きい仕事ができると思ったからです。」

―千葉みなとの魅力を教えてください。

「駅から徒歩3分の好立地にさんばしひろばという港湾緑地があります。そこには旅客船桟橋やおいしい飲食店が立ち並んでいて、おしゃれな空間が広がっている所がとても魅力的です。近隣にはポートタワーや県立美術館もあり、休日等に散策するには最適な場所だと思います。実は夜景もきれいで、デートでも使えると思います(笑)。」

―過去と現在の千葉みなとを比べてどのような変化がありますか。

「昔の千葉みなとは港湾関係の倉庫等が広がっていて、まさに港湾物流のエリアという感じでした。実は千葉港は日本で2番目に荷役の量が多い港で、物通・経済の中心を担っている港なんです。当時は港に携わる人たちが行き交う業務としての空間だったのが、この物流の機能自体は変わらないまま、家族連れでも楽しむことができるようなみんなの空間へと180度生まれ変わったというのが大きな変化かなと思います。」

実はこのインタビューをさせていただいた後、インタビュアー皆でさんばしひろばに行ってきました。夏で気温も高い日でしたが海風が気持ちよく、何度行っても魅力的な場所です!皆さんもぜひ足を運んでみてください~

△さんばしひろば

<お仕事について>

―まちづくり課では具体的にどのようなことをなさっているのか教えてください。

千葉市みなと活性化協議会の事務局として、皆様のまちづくりのお手伝いをしています。その他にもさんばしひろばの管理者として緑地の維持管理業務であったり、イベントでさんばしひろばを活用したいという方々の相談に乗らせていただいたりしています。また、9月8日に今年で3回目になるさんばしまつりが開催されるので、それに向けて色々と準備をしています。あくまでもまちづくりというものはそこに住まう街の人たちが主役なので、千葉市は裏からサポートするポジションとして、可能な限りお手伝いをしていきたいと思っています。」

―どのような時にやりがいを感じますか。

「さんばしまつりは今年で3回目を迎えますが、もともとはさんばしひろばでのイベントが少なくなる夏の時期に何かできないかと考え始めたのがきっかけで、このさんばしまつりが始まりました。それが今では3万人を超えるイベントへと成長し、周辺の人たちも非常に楽しみにしてくれています。協議会の方々と一緒に考えスタートしたイベントでたくさんの人が楽しんでくれている姿を見ると、準備は非常に大変なのですが、やはりそこにやりがいを感じますね。」

―さんばしまつりの推しポイントはありますか。

「お祭りの屋台も楽しめつつ、キッチンカーも楽しめるところです。海をバックに屋台とキッチンカーが並んでいるようなお祭りというのは他にあまりないと思うので、屋台でお祭りの雰囲気も楽しめて、キッチンカーでおいしいご飯も食べることができるというところが魅力ですね。他にも周辺企業の体験ブースやビールの銘柄当てクイズ、またメインイベントの水上ナイトショーなど盛りだくさんなので、そちらも楽しめると思います。」

私たちも9月8日にさんばしまつりに参加してきました~!お祭りは大盛況で、髙田さんの推しポイント通り、海をバックに屋台やキッチンカーを楽しむことができ、水上ナイトショーも迫力満点でした。

△さんばしまつりの様子

<これからの千葉みなとのために>

―千葉みなと地域における魅力づくりのために工夫なさっていることはありますか。

「千葉市には幕張のような都市部エリアから、芝桜がきれいで有名な富田さとにわ耕園のような緑広がるエリアまで地域ごとに様々な特色があります。千葉みなとエリアにもやはりみなと特有のおしゃれで整然とした魅力があるので、この固有の魅力を活かし発信できるように心がけています。さんばしまつりは特に千葉みなとの魅力を発信するのにすばらしい機会だと思っていて、千葉みなとの魅力を発信し広めていくことで価値を高めていけるようにしたいと思っています。」

―これからの千葉みなとにどのような変化を起こしていきたいですか。

「さんばしひろばを整備した目的としてみなとエリアの賑わいの創出が挙げられますが、徐々にさんばしひろばにおいてもイベントの活用が増えてきていることから、整備した目的に沿った形で活用が図られてきているのだと思います。これから更なる活用を図るとともに、周辺の施設や地域の皆様と連携し、イベントがなくてもふらっと遊びに行きたくなるような、そんなわくわくした空間になるような変化、というより進化をできるよう千葉市としてサポートしていきたいと考えています。」

千葉市には、海辺・千葉氏・オオガハス・加曽利貝塚の4つのルーツがあるそうです。中でもさんばしひろばは海辺に当てはまり、千葉港を海から見れる観光遊覧船の発着地点となっているので、小学生たちが社会科見学で利用しているそうです!これからさらに海辺が進化していくのが楽しみですね。

△千葉市が誇る4つのルーツ(左から、特別史跡・日本最大級の貝塚 加曽利貝塚 古代のロマンを秘めた世界最古の花 オオガハス 千葉のまちの礎を築いた一族 千葉氏 自然とまちが調和したアーバンビーチ 海辺

<最後に>

髙田さんの“協議会の方々と考えスタートしたイベントでたくさんの人たちが楽しんでくれている姿を見ると、やりがいを感じる”という言葉から、さんばしまつりを楽しんでくれている人たちのために懸命に努力されている姿が伝わってきますね。心から千葉みなとを愛しているのだと思いますし、そんな方が千葉みなとを支えてくれているというのが嬉しいですよね!髙田さんお忙しい中インタビューを受けていただきありがとうございました!(取材:宮、同行:大塩・小笠原・山嵜)

△インタビューの様子