はじめに
みなさん、こんにちは!
前回に引き続き、「うみまち企業インタビュー」の記事を書いていこうと思います。
「うみまち企業インタビュー」とは、コロナ禍での企業の取り組みを紹介するインタビュー企画のことです!
こちらは、ぽかぽかぽーとの活動で普段お世話になっているうみまちの企業を応援したい!という思いから始まりました。
第2回は、千葉市蘇我スポーツ公園の指定管理者であるSSP UNITEDさんです。SSP UNITEDさんは、株式会社千葉マリンスタジアム、ジェフユナイテッド株式会社、日本メックス株式会社、日本体育施設株式会社の4社から構成されています。
今回は、施設の運営管理を担当しているジェフユナイテッド株式会社 指定管理事業推進室の原さんがインタビューに応じてくれました。
事業の内容
SSP UNTEDさんでは、フクダ電子アリーナを中心として、民間企業ならではの特徴を生かした千葉市蘇我スポーツ公園の管理・有効活用を行っています。試合観戦などの「見るスポーツ」だけでなく、実際に地域の方々が「するスポーツ」としての機会・場所の提供、利用者同士の交流促進にも取り組んでいるそうです。
施設の大きな特徴としては、Jリーグなどで利用されるフクダ電子アリーナだけでなく、公園内に他の広い競技施設があることを活かし、毎年、音楽フェスティバル「Japan Jam」などの大規模イベントを開催していることがあげられます。首都圏から京葉線で一本の蘇我駅から徒歩10分とアクセスしやすい場所にあることも強みだとおっしゃっていました。
地域とのつながり
事業内容と関連して、地域とのつながりについてもお聞きしました。
SSP UNITEDさんでは、地域とのつながりを深めるために自主事業として、夏に地域の園児と一緒に、フクダ電子アリーナの花壇にひまわりを植え、Jリーグ夏場の苦しい時期を乗り切る象徴とすると同時に、千葉市が掲げる「花の都・ちば」に相応しいスタジアムとなることを目指す「ひまわりプロジェクト」や、地域に愛され、地域に根差していくことを目指すとともに、人々の集いの場・世代や地域を超えた交流促進を目的としたお祭りイベント「ひまわりフェスティバル」を実施しています。
また、冬にはジェフユナイテッド市原・千葉とともに、地域の皆様に元気・楽しみを感じていただくためのランニングイベント「RunRunフェスティバル」を開催しています。
また、「プロスポーツ選手だけではなく、施設の一般利用者全員に対して快適に利用してもらえるよう努めたい」、「身近で地域の架け橋となるような存在でいたい」とおっしゃっていました。
公共のスポーツ施設として、公平性・地域性に配慮する姿勢はとても素敵ですね!
コロナ禍での取り組み
コロナ禍での取り組みについてお聞きしたところ、施設利用再開時のルール決めに苦労したとのことでした。突然のコロナ流行によって指針がはっきりしない中で、行政との連携をとることが特に難しかったようです…。
現在行われている取り組みとしては、施設利用者に対して一人一人検温・消毒、チェックリストへの記入を呼びかけているそうです。団体利用者に関しては代表者の方に、誓約書にもサインをいただいているとのことでした。これは、団体内で感染者が発生した場合に施設が利用者の連絡先を把握しておくことで、感染者の行動履歴を確認できるようにするためだそうです。
その他、蘇我スポーツ公園内の利用者に向け、感染対策として3密回避や手洗いを促す施設放送を流しているとお聞きしました。こちらの放送が流れるタイミングは、土日の10時と14時の2回となっています。
また、現在開催されているJリーグに関しても大きな取り組みがありました
コロナ禍以前では、毎回Jリーグ使用にするための準備を試合前日から行い、試合後には現状復帰の後片付けをお願いしていたそうです。しかし現在は、コロナの感染リスクをできる限り減らすために、指定管理者とクラブ、行政で連携を取り、Jリーグ仕様の設営された状態をできる限り維持することで、準備・後片付けにかかる人員を削減するなどして入退場を減らし、また前日には全ての諸室を清掃・消毒、スタンドは48時間空けて使用するなどの取り組みを行っています。
その他、試合時の飲食売店ルールとして、
・検温、消毒の徹底
・お客さま用アルコールの設置
・手袋、マスクの着用
・待機列で密にならないよう、テープ等設置による社会的距離の確保
・トレーによる金銭の授受
・待機列を減らすためのメニューの種類制限
などの工夫をされているそうです。
こちらで紹介した取り組みの一部は、千葉市蘇我スポーツ公園のHPでも紹介されているので、ぜひ参照してみてください。
おわりに
今回は、SSP UNITEDさんの事業内容、地域とのつながり、コロナ禍での取り組みをお伺いしました。
各種イベントの中止・制限がある中で、指定管理者としての対応や、施設を最善の形で利用してもらうための様々な工夫を知ることができました。
上記写真はメインエントランスの展示です。
数々の選手が活躍する場として、そしてスポーツを通した交流の場として、更なる発展を願っています。
取材にご協力いただいた原さん、お忙しい中本当にありがとうございました。
今回の取材はNPO法人Drops小森・富田が担当しました。最後まで読んでくださりありがとうございました。